【2025年】タクシードライバーの労働時間は?

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「働き方改革」後のタクシードライバーの拘束時間は?

ニュース番組などでご覧になった方も多いと思われますが、「働き方改革」の一環として2024年4月1日を境に、タクシーやバス、トラックなどの運転者の拘束時間が改正されました。2024年3月までと、2024年4月以降、タクシードライバーの、1ヶ月の拘束時間、1日の拘束時間、1日の休息時間はそれぞれ以下のように変更されています。

  • 1ヶ月の拘束時間:299時間以内 → 288時間以内
  • 1日の拘束時間:13時間以内(上限16時間) → 13時間以内(上限15時間、14時間超は週3回まで)
  • 1日の休息時間:勤務終了後、継続8時間以上 → 勤務終了後、継続11時間以上を基本とし9時間を下回らない
参照元:厚生労働省|自動車運転者の長時間労働改善に向けたポータルサイト(https://driver-roudou-jikan.mhlw.go.jp/taxi/notice)

東京のタクシードライバーの労働時間は?

上記の通り、2024年4月以降タクシードライバーの労働時間は以前よりも少なくなるように改正されましたが、実際のところはどうなのでしょうか?全国ハイヤー・タクシー連合会の令和6年度の調査によると、タクシードライバーの月間労働時間は全国平均で190時間なのに対し、東京では208時間となっており、東京のタクシードライバーは全国平均よりも長時間労働を行っていることが分かります。また同じ調査では、東京の全産業労働者の月間労働時間が平均168時間であると示されており、他の職業と比べ、東京のタクシードライバーの労働時間は長いという結果が出ています。

以上の通り、東京のタクシードライバーは全国のタクシードライバーよりも長時間労働をしており、同じ東京エリアで働く全労働者の月間平均労働時間も上回っていることになります。こうして見ると、タクシードライバーという仕事は長時間労働となる傾向が高いというのは否めません。しかし、業界では労働環境をより良くするための取り組みも行われており、近い将来には改善が期待できます。

参照元:一般社団法人全国ハイヤー・タクシー連合会|令和6年 タクシー運転者賃金・労働時間の現況[※PDF](https://taxi-japan.or.jp/zius/wp-content/uploads/2025/07/tinginR6.pdf)

タクシー業界は長時間労働しなければ稼げない?

実はタクシードライバーという仕事は、長時間労働をすればするほど稼げるという方式ではありません。タクシー会社の多くでは「基本給プラス歩合制」という給与体系となっているのが業界ならではの特色。

歩合制とは労働時間の長さではなく、売上額によって収入が決まるという方式です。それゆえ勤務時間内でいかに効率よく仕事を行うかが重要。むしろいたずらに長時間勤務を行うと、効率が悪くなるということも起こりえます。つまりタクシードライバーは工夫次第で、長時間労働をしなくても収入をアップできる可能性があるという仕事なのです。

勤務形態を柔軟に選べるのがタクシー業界のメリット

タクシー業界が他の業種と大きく異なる点として、自分の意志や希望に応じて勤務形態を選べるという点です。例えばより収入を重視するのであれば丸1日(21時間)働き丸1日休む「隔日勤務」やタクシーの需要が高まる夜間に勤務する「夜勤」を選択可能。一般企業に勤めるご家族やお子さんと生活リズムを合わせたい場合は朝から夕方まで働く「日勤」を選ぶことができます。

またプライベートな時間を優先させたい場合や体力的に無理をしたくないという場合には、一般企業の週休2日制に近い「4勤2休」という勤務形態もあります。加えて近年では、育児や介護などの事情に合わせて勤務時間を調整できる「パート勤務」に門戸を開いているタクシー会社も増えてきています。

タクシー業界での労働環境改善の取り組み

前述しました2024年4月の厚生労働省による改正に伴い、タクシー業界でもドライバーの労働環境改善に力を入れています。例えば「隔日勤務」のような拘束時間が長い勤務形態では3時間以上の休憩が確実に取れるように配慮され、仮眠や食事をキチンと取りながら無理なく運行できる体制が整えられるようになっています。

また休憩取得ルールやシフトの柔軟化も進んでおり、例えば「連続運転は最大4時間まで」「一定時間ごとに休憩を取る」という国のルールを遵守しながら、十分な休憩を取得しているかを点呼で確認、休憩が不十分なドライバーには休憩の取り方を指導するといったことも行うようになってきています。

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