葛飾区でタクシードライバーへ転職!
【条件別】おすすめタクシー会社3選
昨今では、いわゆるカスタマーハラスメントの被害を受けた企業の事例などがニュース番組などでもよく報道されています。タクシードライバーにとっても、カスタマーハラスメントというものは他人事ではありません。しかしながら、タクシードライバーという仕事においては、乗車を希望する乗客がいて、乗せることができる状態である場合、引受を拒絶してはならないという旨が道路運送法によって規定されています。後述するような条件に当てはまる場合を除き、タクシードライバーは原則、乗車拒否はできないということを、しっかりと留意しておかなければなりません。
では、乗車拒否をしてしまうと、どのような事態となるのでしょうか?よくあるのは「気づかなかった」というケースですが、これも乗客から見れば乗車拒否に他なりません。よりひどいケースでは乗客が希望する行き先を「知らない」と乗車拒否するケース。そうした苦情はタクシーセンターに集約され、場合によってはペナルティや法的責任が課せられるということもあり得ます。つまり故意であっても過失であっても、乗車拒否はドライバーに大きなリスクをもたらすということになります。
しかしながら、やむを得ない場合は乗車拒否ができることもあります。具体的には、以下のようなケースが該当します。
タクシーの営業において、とりわけ夜間の繁華街などでは飲酒してタクシーを利用するケースも多くなりますが、著しい泥酔者に関しては乗車拒否ができるとされています。ただし、泥酔者かどうかを判断する基準というものはなく、ドライバーの主観による判断次第なので、トラブルとなる可能性もあります。
例えば車内を著しく汚してしまい清掃や消臭が必要となるような、泥だらけ、吐しゃ物まみれといった服装をしている乗客に対しては、乗車拒否をすることができます。ただし、上記の泥酔の場合と同じく、これもドライバーの主観によるので、判断が難しい場合もあります。
上記のような泥酔や汚れた服装とは異なり、明確に乗車拒否が可能なのは、車両の定員オーバーとなってしまう場合です。ただし、頭ごなしに否定するのではなく、もう一台タクシーを手配したり、定員数の多い車両の利用を提案するといった接客対応を心がけるべきです。
ここで言う危険物とは、法令により定められた制限を超えた量の火薬類や揮発油、有毒ガス発生物質などが該当します。これらの危険物を所持している場合は乗車拒否が可能です。ただし、飛行機の搭乗前チェックのようなことは出来ませんので、これも判断が難しいところではあります。
例えば葛飾区で乗車したお客さんを千葉県船橋市までお連れして降ろした場所で、千葉県千葉市まで乗せてほしいというお客さんが現れた場合は、営業区域外での営業になってしまうため乗車拒否をすることができます。ただしそうした場合も、理由を丁寧に説明し理解してもらうという接客対応が求められます。
東京都内の場合、六本木交差点付近や新宿駅南口甲州街道沿い、銀座などにタクシー乗車禁止地区が設定されており、そうした場所であれば乗車拒否ができます。ただし乗車禁止エリアであることを知らないお客さんも少なくありませんので、この場合も丁寧な説明が求められます。
例えば、電話やアプリを利用して配車を利用したのに運賃を支払わない、高速道路を利用したのに高速料金を支払わないといった乗客は乗車拒否ができます。また車内で暴れたり、車両を破損しようとする、同乗者やドライバーに暴力をふるうといった乗客も然り。こうした場合には乗車拒否だけでなく、警察への通報も行うべきです。